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Channel: ワイン好き夫婦のおうちワイン日記
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Belle Epoque 2000 Perrier-Jouёt

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キュヴェ・ベル・エポック2000を開けました。


記念日に。


最近、急激に記事アップのペースを上げています。記事ネタが溜まりに溜まっているので、書けるうちに書いておこうと思って・・・。





中くらいの濃さのゴールド。泡は極々微細。量はそれほど多くはありません。考えてみたらもう15年も経っているのだから、当然と言えば当然。


香りは、洋梨、黄りんご。ビスキュイ。ノワゼット。パンデピス。香水のような優雅な芳香。トースト香。


口に含むと、素晴らしい熟成感。シェリー香はほぼありません。口中で広がる果実味。緻密なミネラル。力強さというよりはエレガンス。重厚というよりは軽快。'00故か、丸みのある味わい。そして、数十秒は続く余韻。


口中の高さは中位かと思いきや、上あごに余韻が残ります。


いいシャンパーニュであることは間違いないですが、このフェミナンなシャンパーニュはもう少しフレッシュな時の方がエレガントではないでしょうか?2009年に飲んだ時の方が楽しかったような記憶があります。デゴルジュマン後の経過時間によって、味わいに少し重たさが出てしまい、このシャンパーニュの美点(ピュアさや軽快さ・・・)が少々失われたのではないかと思いました。クリュッグのグラン・キュヴェのような力強さのあるシャンパーニュの場合は時間が経過した方が良くなるのかなと思っているのですが。




            化粧箱


シャンパーニュのこの箱って、プレゼントには良いけれど、自分には不要ですね。でも、一応付いてくるから仕方なし。まあ、もしプレゼントされたら素直に騙されて喜んでおくのが正解。




                      おっと、横スライドでした。




                     で、蓋を左にスライドして取り出す。



パンフレット

ほう、ブドウの質を決定するのは8月なんですか・・・。温暖で高湿。だから、少し酸が低めで薄めで緩さのある味わいなんですね。



かなりマッシュルーム。デゴルジュマン後の経過時間が長いということですね。




じゃがいものガーリックソテー

じゃがいもは北海道の置戸産。男爵です。

シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




原木椎茸のソテー トリュフバター

奈良からのお取り寄せ野菜に入っていた原木椎茸。トリュフバターで味付け。

シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




阿波尾鶏むね肉のポシェ

阿波尾鶏のむね肉をポシェ。トスカーナのオリーブオイルを掛けました。また、ルッコラは地元産。濃くスパイシーな味わい。シチリア産のオリーブオイルを掛けました。

ポシェとシャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




飲んだ日:2015.3.14

入手日:2009.9.23

購入店:エノテカ広尾本店

輸入者:ペルノ・リカール・ジャパン

容量:750ml

アルコール度数:12.5%

私達のお好み度: A- (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。もう何年か前の方が好みだなあ。


Monthélie Blanc 2007 Domaine Comtes Lafon

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ドメーヌ・コント・ラフォンのモンテリー・ブラン2007を開けました。珍しいキュヴェです。


DomaineのWebsite によると、このMonthélie Blancはたった15ares(0.15ha)の極小畑。Domaineが所有するLe Montrachet(0.32ha)の半分以下です。斜度28%とかなりの急斜面(東向き)で、植樹は1996年と若木です。馬で耕作するとのこと。





中くらいのイエロー・ゴールド。


香りは、トロピカルフルーツ。タンジェリン。柔らかさを感じる香り。クリーム。ヴァニラ。ピュアリティとビューティという言葉を連想させる香り。いわゆるラフォンの香り。


口に含むと、アタック優しく、酸も柔らか。濃い味わいではないというか、むしろ薄い味わい。でも、上品なクレーム・ブリュレの香味とともに、柔らかな果実があります。ほのかな味わいのワインにしては、予想以上の余韻の長さ。ミネラルも細めですが、全体のバランスは小ぢんまりとまとまっていると思います。酸に神経を集中させると、少しエッジが立っていて、ギザギザ感があります。この辺はテロワールでしょうか?このヴィンテージしか飲んだことないのですが、そこはかとない味わいは'07の特徴だろうと思います。欧米では理解されずとも、日本人には理解され易い味わいなのではないかと思います。ただ、ワイン会や試飲会などでは印象に残らずに終わりそう。日本の食卓でゆっくりと飲んでこそ、力を発揮してくれそうなワイン。口中は高い位置。ボトルの底まで行くと何故か濃いめの味わい。


ブル白っていいなあと素直に思うワイン・・・価格を知らなければ・・・。これがもし5k円以下だったらケース買いしたいくらいです。しかし、この造り手の日本市場での人気度ではそんな価格はありえません。いや、日本だけではないですね。先日行ったボーヌのレストランでさえも60 euro超え。ラフォンにかかると、モンテリですらも高級ワインですショック!






            Montr?


ワイン会に持っていくと面白いというコメントを見たことがあったのですが、何の事だかわかりませんでした。でも、こうやって半分を指で隠すと、なるほどね。でも趣味悪いですね。




            ほうれん草のソテー


どこのほうれん草だったか失念。多分お取り寄せ。




アヴォカドとじゃがいも蒸し

近くのスーパーのアヴォカドとお取り寄せの北海道産男爵いも。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。合うのはアヴォカド。じゃがいもはほとんど合いません。




            鹿児島黒牛切り落としのビーフストロガノフ


それほど凄いお肉ではないけれど、あまりこってりさせずに、優しく丁寧に作ったストロガノフ。

そのためか、ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。方向性が似ていてるのでしょう。


今回のモンテリー'07は普通の和食と合ったかもしれません。




飲んだ日:2015.3.15

入手日:2010.8.27

購入店:ラ・ヴィネ

輸入者:恵比寿ワインマート

容量:750ml

アルコール度数:13%

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいけれど、もう少し熟成させてもよさそう。

2006er Georg Breuer Brut

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この日はドイツの泡。


ゲオルグ・ブロイヤーの2006年産ドイチャー・ゼクト・ゲオルグ・ブロイヤー・ブリュットを開けました。


手に入るゼクトの中で、最も力が入っていると思われるもの。造り手のWebsiteによると、 専用に栽培されるピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノ・ノワールに対して、少量のリースリングを加えるとのこと。澱との接触期間は3年。これがダメなら、何を持ってきてもダメってくらいのゼクト・・・だと思います。





とても面白いエチケット。陶器のような材質にプリントしてあります。





中くらいの濃さのイエロー・ゴールド。泡は細かく、量は多くはありません。


香りは、柑橘系果実に、洋梨にリンゴ。白い花。イースト香。


口に含んでみます。閉じているのでしょうか、うんともすんとも言いません。ミネラルと思われる苦みを伴う味わいは、ラインガウっぽさはありますが、アフターに実に重た~く残ります。澱との接触期間が3年と長くはない割にはかなりのゴツさです。ゼクトを飲むと思うのですが、泡がその強靭なミネラルを苦味として強調するような気がしています。


杯を重ねると、テクスチュアに柔らかさが感じられ、味わいも肉厚に感じられるようになってきました。さすがはピノ3兄弟のブレンド。ボディのある味わいです。リースリング由来の酸とふくよかさが共存していて、確かにゼクトの中ではレベルが相当に高いと思います。しかし、この妙に苦い後味は、今まで飲んだどの泡よりも厳しく辛い味わいで、これは力の入ったキュヴェだからこそ、むしろその傾向が強くなるように思います。


個人的に泡ものは特に楽しい気分になることが何よりも重要だと思っているので、厳しい思いをするのは逆の方向性。以前このゼクトを勧めて頂いた方もいらっしゃったので、このキュヴェを高く評価される方はきっと沢山おられるのだろうと推察します。その点では、自分はそれが全く理解できていません。いや、この凄いゼクトに自分は向いていないというのが正しい表現なのかもしれません。







キャベツとシラスのペペロンチーノサラダ

大量のキャベツをアーリオ・オーリオで炒めて、シラスを混ぜたもの。

ワインとの相性は今ひとつ(マリアージュ点4.5/10)。



新じゃがのアンチョビソテー

新じゃがは鹿児島産。ニンニクとアンチョビを炒めた後に、電子レンジで蒸かした新じゃがを投入。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。おやおや、予想外の相性です。ドイツワインとジャガイモの組合せはいつも良いとして、アンチョビが魚臭くならずに、却って良い相性をもたらしているようです。



お刺身



愛媛産しまあじ活〆

しまあじは好きなお魚です。身が引き締まっていて品格を感じます。

しかし、ワインとの相性は宜しくありません。生臭さが出てしまいました(マリアージュ点4/10)。



アトランティックサーモン

ノルウェー産の養殖ものです。軽くディルを振りかけました。さあ、どうでしょう?

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。しまあじと比べてマリアージュは雲泥の差でした。アトランティックサーモンは、しまあじと比べると相当にオイリーですから、その点が主要因でしょうね。


今回のゼクト、食事は選びますが、合うときはトコトン合うように思いました。




飲んだ日:2015.3.21

入手日:2014.11.5

購入店:ドイツのワインショップ(B)

輸入者:個人輸入(空輸)

容量:750ml

購入価格:€27.73

アルコール度数:12.5%

私達のお好み度: B~B+ (最高A++、最低C)

飲み頃度:わかりません。早過ぎたか遅過ぎたと思いたい・・・。

L. Nr. 2629

Chablis Montée de Tonnerre '03 François Raveneau

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Domaine François Raveneau(ドメーヌ・フランソワ・ラヴノー)のChablis Premier Cru Montée de Tonnerre (シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネール)2003を開けました。


個人的に深い思い入れのある造り手とキュヴェです。これは我が家で6年間寝かせていたボトルです。






中くらいの濃さのイエロー・ゴールド。かなり輝きをもっています。


香りは、パイナップルやペリカンマンゴーのようなトロピカルフルーツ。ああ、これ、やっぱり'03だからですよね。それから、ヨーグルトやクリームのようなまろやかな香り。そして、岩を思い浮かべるようなミネラル香。


口に含むと、丸みを帯びた液質。開けたては閉じていましたが、時間と共に少しは開いてきます。酸はヴィンテージから想像される通り高くはないけれど、キリッとした垂直的なイメージは維持しています。コアの密度が高く、締りのある味わい。膨大なミネラルは深い海をイメージさせます。雄弁な味わいではなく、どちらかと言うと奥ゆかしい味わいですが、余韻の長さは素晴らしい。奥行きがあって、清冽なニュアンスのある品格のある味わいは、ラヴノーらしさだと思います。口中は中位。底へ行くほど旨みが増す感じ。


タイミングはというと、まだ少し早いです。熟成のニュアンスはあるのですが、もっと滑らかになって、ノワゼットや栗きんとんが出てくる迄には、もうあと3年から5年はかかりそう。ということは、収穫年から15年以上は待たないといけないワインということであり、この造り手の他のヴィンテージと同じということですね。熟成が早いと思った猛暑の'03においても、スタイルを崩さないラヴノー、恐るべし。温暖化が進んでも、この造り手のワインは変わらないのかもしれません。




寝かしてあったボトルを立てた際に瓶内を舞っている澱。軽くてふわふわして旨みのありそうな澱。



お馴染みのコルクの焼印。蝋キャップは容易にもげましたから、まだまだ新しかったということかな(笑)




菜の花とドライトマトの生ハム巻

菜の花はこの3月の旬でした。これを軽く茹でて、水で戻したドライトマトと一緒に生ハムで巻きました。生ハムは普通にスーパーに売っているものを使用。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




山形牛すね肉のポ・ト・フー

近くのスーパーでゲットした山形牛のすね。他の具材は、新じゃが、新玉ねぎ、春キャベツ、大根、ニンジン。ニンジンが地元産である以外は、奈良からのお取り寄せ(産地は色々)。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。牛との相性も悪くはないですが、ラムの方がもっと良かったのかもしれません。






飲んだ日:2015.3.22

入手日:2009.3.26

購入店:エノテカ広尾本店

輸入者:エノテカ

容量:750ml

アルコール度数:13%

私達のお好み度: A- (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいけれど。あと3~5年は待ちたい。

Les Murgiers Brut Nature B de N, Francis Boulard

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この日はシャンパーニュ。


フランシス・ブーラールのレ・ミュルジェ・ブリュット・ナチュール・ブラン・ド・ノワールを開けました。


Le Massif de Saint-Thierry(マッシフ・ド・サン・ティエリー)のNM(ネゴシアン・マニピュラン:NM-556-001)。


Cauroy-les-Hermonville(コーロワ・レ・エルモンヴィル)という村。ランスから北北西に13kmほど行ったところにあります。ランスの南の産地は有名ですが、北側にも産地があるんですね。ここは別名でLa Petite Montagne de Reims(ラ・プティ・モンターニュ・ド・ランス)と言われているとのこと。


生産者のWebsite によると、

マルヌの粘土石灰質土壌。平均樹齢は30年。PMが70%、PNが30%。一番搾り果汁のみ使用(いわゆるキュヴェ)。新樽は使わず、平均で12年使用の大小様々な樽を使います。それらは、300Lクラスのオーク樽(ブルゴーニュ産の228Lとシャンパーニュの205L)、500~600Lの中樽(ホッグズヘッド)、そして2000Lの大樽を使って醸されるとのこと。自然酵母でのアルコール発酵。マロラクティック発酵は実施。バトナージュは10日から12日毎。ボトリングは太陰暦にしたがって実施(花の日や果実の日)とのこと。







やや濃いめのゴールド。繊細な泡は量は少な目。


香りはBdNらしく、チェリーやプラム、スミレの花の香りを感じます。酵母の香り。トースト香。


口に含むと、きめ細かい泡によるふっくらとしたテクスチュア。ドザージュなしですから、ドライ。弾力性のあるコアはピノ・ノワールがもたらしているのでしょう。やや重めのミネラル。果実味がふんだん。ここはムニエの寄与が高そうです。とても香ばしいです。口中の位置は中庸。




これは2007年産のみを使うミレジメだったのですね。

ティラージュは2008年6月4日。デゴルジュマンは2014年6月5日と、ちょうど6年間澱と接触。やや長めですが、それほどふてぶてしさは出ていません。副作用なしに複雑性を表現していると思いました。

整形コルク。



この日は伊勢丹帰り。適当にお惣菜を買ってきました。



焼売各種 (Xiang Long by PAOPAO)

既製品の点心の中ではベストと思っているXiang Long by PAOPAOの焼売。旨み添加物などは使わない點心とのこと。今回選んだのは、黒豚、海老、青森産帆立、駿河湾産桜海老を二個ずつ。やはりベストは黒豚。そして青森帆立も美味しいです。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。黒豚焼売だけはもう少し良くて7/10。




インド風お惣菜(by Sitaara Tiara)

最近よく寄るシターラ・ティアラのお惣菜。長細いのはシークカバブ。他はチキンティッカ。タンドリーは食べにくいのでティッカのみ。

シャンパーニュとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。




パン(by Point et Ligne

ポワン・エ・リーニュの十勝という北海道産小麦のフランスパン。



バターチキンカレー(by Sitaara Tiara)

シターラ・ティアラで一番好きなカレーはバターチキン。タンドリーチキンの焦げ感が出ていて美味。シャンパーニュとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。


いやー。実は冷蔵庫に冷やしておいたこのシャンパーニュがブラン・ド・ブランだと思っていたのです。それで焼売やカレーやスパイスの効いたお惣菜を買ってきた訳です。ところが家に帰ってきてボトルを手に取った瞬間に、それがブラン・ド・ノワールだということが分かったのです。こういうのを、「失敗」っていうんですよね。「失敗は成功の基」の失敗になったかと言うと、うーん、そうでもないかな?




おまけ。翌朝に食べたパン。点と線。この頃に伊勢丹に臨時出店していたのです。




パン (by Point et Ligne)

紹介済みの奥の十勝以外は、左から黒い丸いパンがショコラと言ってフランス産ショコラを贅沢に使ったパン。次の白く細長いのがアンビザー(un bizarre !)。こしあんのアンパンです。これが美味しかったかな?その右の食パン型のものがメープルで、メープルシロップを練り込んだブリオッシュ。これも美味。最後に右端はプティオ・オリビエ。塩味のオリーブパン。なかなか個性があって、面白いパン屋さんでした。




飲んだ日:2015.3.28

入手日:2015.2.1

購入店:ラ・ヴィネ

輸入者:恵比寿ワインマート

容量:750ml

購入価格:\6,053

アルコール度数:12%

私達のお好み度: B+~B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいけれど、もっと後でも良いと思う。



2011er Uhlen Laubach, Heymann-Löwenstein

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ヴァイングート・ヘイマン=レーヴェンシュタインの2011年産ヴィニンゲン・ウーレン・ラウバッハ・リースリングを開けました。


昨年、2010年産 を飲んでいます。ラウバッハのシーファー土壌は灰色シルトと石灰比率の高い砂質土壌からなるとのこと。






中くらいの濃さのイエロー・ゴールド。グラスの内壁に気泡が付着。


シーファー香がふてぶてしさを醸し出します。花梨やオレンジや黄色のマンゴー(ペリカンマンゴー)。


口に含むと、優しい甘みと凝縮された力強さの共存。優しくて鈍角な酸と巨大で重みのあるミネラル。2010年の鋭角な酸とは相当に違います。焦げ臭さのあるシーファーの香味が全開。余韻は長め(それほど長い訳ではありません)。口中の位置は下半分。甘さがあるので、とっつきは優しいですが、背後に怪物が潜んでいるようなイメージ。アルコール度数は13.5%。2010年産は14.5%と1%も高かったため、怪物は背後ではなくて前面に鎮座していました。それを和らげるために、2011年産では残糖量を増やしたのかもしれません。でも、それなら、もう少し酸が欲しかったところです。・・・2011年の気候では仕方がないですが。





春玉ねぎとサラダほうれん草のサラダ

ドレッシングは粒マスタードを使いました。玉ねぎのスパイシーさと相俟って、力強いサラダになりました。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。




アヴォカド

伊勢丹の324円アヴォカド。かなり出来の良いものを見つけたので。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。口中の位置が合っています。やや苦味を感じました。




ジャガイモと菜の花のチーズ焼き

ソースはマヨネーズマスタードソース。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。ジャガイモは合ったのですが、菜の花とは苦味を感じてしまいます。




大山豚リブロース

I's Meat Selectionにてゲットした鳥取県産大山豚(だいせんとん)のリブロース肉。いい色合いです。回りの脂をこのようにきちんとカットしてくれるのは、I's Meatの素晴らしいサービス。普通は脂肪がたっぷりと周辺に付いている状態で売られますが、ここは違います。良いお店だと思います。ちなみに、隣の鶏三和もきれいにカットして売ってくれます。




大山豚リブロースのソテー

オリーブオイルとバターを使ってソテーしました。

それほど強い味わいの豚ではないですが、柔らかさと旨みがあって美味しいです。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。酸や甘味やボディなど共通項が多いので、もっと良い相性を期待していましたが・・・。





飲んだ日:2015.3.29

入手日:2013.11.21

購入店:ドイツのワインショップ(M)

輸入者:個人輸入(空輸)

容量:750ml

購入価格:€26.89

アルコール度数:13.5%

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいけれど、ベストなタイミングっていつなんだろう?

A.P.Nr.1 658 191 12 12


Bourgogne Chaumes des Perrieres 13 R.Dupont-Fahn

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Raymond Dupont-Fahn(レイモン・デュポン=ファン)のBourgogne "Chaume des Perrieres"(ブルゴーニュ・「ショーム・デ・ペリエール」)2013を開けました。


ACムルソーの区画にも拘わらず、他からの土を盛ったためにACブルゴーニュに格下げされた畑・・・という触れ込みのワイン。ここは元々はペリエールとジュヌヴリエールの上部に接する村名畑。ネット情報では、1975年に休耕地だったこの畑を購入し、表土が浅いためにINAOの許可を得て20cmほど土を足したことが、他生産者の怒りを買ってスキャンダルとなり、結局ACブルゴーニュに格下げされたという逸話があるとのこと。そういうことをやる方もやる方ですが、それをINAOが一時でも許した(本当でしょうか?)というのが驚きです。それが許されるなら、何でもありです。例えば、Le Montrachet直上の休耕地(No.15)の木を伐採して土を盛れば、Le Montrachetの一区画が出来上がりますからえっ


そんなスキャンダラスなワインですが、ムルソーレベルの味わいならば低めの価格設定なので、試しに二本購入してみました。まずは一本目。




中くらいの濃さのストロー・イエロー。


香りには、洋梨、グレープフルーツ。ミルキー。ヴァニラ香。ミネラリーな香り。何となく重そうな香り。ロースト香がかなり強め。


口に含んで、愕然。味わいの各要素がバラバラ。酸(ムルソー的にゴリッとはしている)は上へ貼り付くし、果実味は安易に思えます。そして、ややアーティフィシャルな残糖感。かなりミルキーな味わい。アフターは収斂性が強め。樽による香味が暴れている感。厳しく言うと表面的な味わい。


話題性だけにならないように気負って造った結果、玉砕してしまったのでしょうか?


あら、困った。でも、もしかしたら各要素がバランスを取るのに時間がかかるだけかもしれないですね。そうあって欲しい。でないと残りの一本の存在価値がなくなってしまいます。だから、美味しくなってくれるように祈りたいと思います。「美味しくない」と唱えていると本当にそうなってしまうでしょうし、さらに他のワインにも伝染するような気がしますので。










長ねぎの酢味噌和え

何だかワインのお供には難しそうなお皿。まあ、たまには。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




掛川完熟酵母黒豚ひき肉とレンズ豆と春玉ねぎのソテー

I's Meat Selectionでは掛黒(掛川完熟酵母黒豚の略)のひき肉が、粗挽き、細挽きのどちらでも手に入ります。今回は細挽きで。後はレンズ豆と春玉ねぎと合わせてソテーしただけ。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。


あと、写真は撮影しそびれましたが、軽く炒ったアーモンドも食べてみました。それの方がワインとの相性が宜しかったです(マリアージュ点7/10)。




飲んだ日:2015.4.3

入手日:2015.2.19

購入店:松澤屋

輸入者:松澤屋

容量:750ml

購入価格:\3,596

アルコール度数:13.5%

私達のお好み度: B- (最高A++、最低C)

飲み頃度:期待せずにもうしばらく待ってみよう。

Bourgogne Passetoutgrain 2009 Emmanuel Rouget

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Emmanuel Rouget(エマニュエル・ルジェ)のブルゴーニュ・パストゥーグラン2009を開けました。


久しぶりのPTG。5年前に2007 を開けて、がっかりした覚えがあります。今回は2009と2012を購入してみました。

2007がいまひとつだったなら、2011はダメでしょう。その代り2009や2012が逆に良くなる可能性が高いと思って。


まずは'09。





濃いめのルビーピンク。


赤系のベリー。ジャミーさと黒糖の香りはガメイ由来でしょうか?樽由来のヴァニーユ。総じてアロマティック。


口に含むと、PTGらしく甘い果実感。ドライというよりミディアム・ドライに近いです。酸もタンニンも中庸で、とても飲み易いです。ガメイの嫌なところは全くありません。ダレずに構造がきちんと保たれています。ここは流石だと思いました。余韻は短めですが、芳醇な味わい。


これとプファルツのシュペートブルグンダーを一緒に開けたので、残りを翌日にも飲んでみました。すると、幾分酸が出てきて、果実味は低下していました。まあ、今か、1,2年以内に飲むのが良いのかもしれません。


この'09は良かった。次に開けるのが楽しみです。









塩トマトとカマンベールチーズのサラダ

塩トマトは塩振らず。カマンベールは十勝。少し温めました。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




本マグロの赤身

奄美大島産の、たぶん近大マグロ。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。ワインがマグロを包み込むイメージ。ワインがやや勝っています。




サツマイモ・バター

お取り寄せ野菜に入っていた熊本産。種類は高系14号。バターはカルピス発酵バター。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




飲んだ日:2015.4.4

入手日:2015.3.19

購入店:松澤屋

輸入者:松澤屋

容量:750ml

購入価格:\4,471

アルコール度数:12%

私達のお好み度: B+~B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。


2008er Spätburgunder SC Trocken, A. Christmann

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プファルツのシュペートブルグンダー。


Weingut A. Christmann(ヴァイングート・アー・クリストマン)の2008年産シュペートブルグンダー・SC・トロッケンを開けました。


Gimmeldingenの造り手。このシュペートブルグンダーSCは所謂ヴィラージュクラス。今のところ、ドイツのシュペートブルグンダーは上級キュヴェよりも下位キュヴェの方がが美味しいことが多いように思っているので。


2年と少し前 に飲んだ際に、なんとも言えないもの悲しさを感じさせるワインでとても面白かったので、リピート購入。あれから2年、どう変化したでしょうか?






色は薄めのガーネット・オレンジ。相当に熟成したような色合い。


カシス、プラム、チェリーやストロベリーのドライフルーツ。甘系スパイス。トリュフやマッシュルームのような熟成香。ダージリン。枯葉。動物香。香りも相当熟成している印象です。


口に含むと、まず感じるのが黒いミネラルの塊。それを包む果実の衣は、どうやら薄くなってしまったようです。実に儚い味わい本来欠点であるはずの余韻の短さが、却って美点に感じてしまうほど。この印象は前回と同様。しかし、酸が前回よりも失われていますので、ここから先はもう長くはないと思います。口中の位置下方。陰なワイン。


夫婦で、はっきりと好みが分かれました。Puligny夫はOKで、Puligny妻はNG。ミネラルが強烈だからでしょう。ミネラルの許容限界の違いです。


二日目。ミネラルはもちろん枯れないですが、果実は枯れてしまいました。そのため、苦みが強くなり、さすがにPuligny夫でも完飲が厳しくなりました。何とか頑張って終了。


自分的にはピークは2年前で、今は既にピークを越えていると思います。'08の赤でこうなるのはちょっと意外ですが、ドイツのシュペートブルグンダーはこのくらいなのかもしれません。









塩トマトとカマンベールチーズのサラダ


塩トマトは熊本産。カマンベールは少し温めた北海道産。

このカマンベールとの相性が素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。熟成による旨みと口中の位置が北海道のチーズと合うのだろうと推察。




本マグロ赤身(奄美大島産)

この赤身との相性が秀逸(マリアージュ点7.5/10)。

赤という共通項、熟成による旨みという共通項、口中の位置は必ずしも一致していませんでしたが、素晴らしい組合せの一つではありました。


ドイツのシュペートブルグンダーの熟成したものは、日本の食卓に合うように思いました。




飲んだ日:2015.4.4

入手日:2014.11.5

購入店:ドイツのワインショップ(B)

輸入者:個人輸入(空輸)

容量:750ml

購入価格:€16.81

アルコール度数:13.5%

私達のお好み度: B (B+) (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。

A.P.Nr.5 173 021 620 10

Brut Experience, André Jacquart

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アンドレ・ジャカールのブリュット・エクスペリエンス・ブラン・ド・ブランを開けました。


コート・デ・ブラン、ヴェルチュのRM(RM 29059-01)。


これはベーシック・キュヴェ。過去にも3,4本くらいでしょうか、飲んでいます。メニルとヴェルチュのブドウを使っています。他にメニル・エクスペリエンスというキュヴェがありますが、こちらはメニルのシャルドネ100%です。








中くらいの濃さのクリーミー・イエロー。泡はとても繊細で、量感は中庸。


パッションフルーツ、赤りんご。レモン。クレーム。ヨーグルト。クロワッサン。ヴァニーユにトースト。


口に含むと、研ぎ澄まされた切れ味もありますが、全体的にはまろやかで緩さを感じさせる造り。そして、ミネラル感は中程度。この辺がメニル100%のキュヴェとは異なる部分かと思います。


一方、酸は高く、少し浮いている感じ。レモンとバターの風味を効かせたパンのようなアロマがあります。ドザージュは感じますが、7gよりは明らかに少ないと思います。たしか、4g/lだったかと記憶しています。




ここの造り手はデゴルジュマンの年月を、裏エチケットの下の白いところに印字しています。見にくいですが、”08.12”となっています。2012年8月ですね。






トマトとレタスのサラダ

お取り寄せ。奈良産。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。




            キッシュ・ロレーヌ (by Gontran Cherrier)


日本橋三越近くのコレド室町にあるゴントラン・シェリエ。そこのキッシュ・ロレーヌ。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。




イタリア産生ハム

三越本店でイタリア展をやっていたので、既にカットしてあるものですが、ちょっとだけ購入。

左側がクラテッロ・コン・コテンナ。右側がプロシュート・デ・パルマ。両方ともそれほど高くはなかったですが、クラテッロはクラテッロの味わい、プロシュートはプロシュートの味わいでした。

ワインとの相性は、クラテッロが6.5/10、プロシュートが7/10。




飲んだ日:2015.4.11

入手日:2014.8.12

購入店:ラ・ヴィネ

輸入者:恵比寿ワインマート

容量:750ml

購入価格:\5,443

アルコール度数:12.5%

私達のお好み度: B+ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。

Rebuy:Yes

Bourgogne Rouge 2012 Domaine Robert Chevillon

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ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンのブルゴーニュ・ルージュ2012を開けました。


4月中旬のこと。ブルゴーニュでの訪問ドメーヌが決まったので、少しだけでも予習しておこうと思って、裾ものを開けてみました。まずは最初の訪問先のロベール・シュヴィヨン。


・・・もう訪問記書き終わってるんですけどね・・・(苦笑)







中くらいの濃さのルビー。リムは広めで、端に向かってルビーからガーネットに変化しています。


軽やかな赤果実の香り。チェリーやアセロラなど。スミレや赤をイメージする花の香り。樽由来のエピス(スパイス)。少しだけ動物香も感じます。


口に含むと、高いトーンにシャープな味筋。粒の細かいミネラル感。既に旨みも感じます。さらりとした低粘性の味わいは、砂が多い土壌をイメージさせますが・・・。とにかく、洗練された味わい。


この日はDomaine de BelleneのMaison Dieuと同時比較したので、半分ずつ残しました。ヴァキュヴァンして5日後に再飲。味わいは柔らかさが増していました。でも、全体的に味わいが淡くなったようです。


よく、ワインは当日ではなくて翌日(以降)が美味しいと言いますが、我が家ではなかなかそうはなりません。飲み易くなるとか、バランスが変わることはあっても、本当の意味で美味しくなる感じがしないのです。デリケートなワインの場合は特にそうです。熟成中に瓶内で徐々に酸化させるのと、抜栓して強制的に酸化させることは全く違うはずなので、納得はしているのですが・・・。



サラミとレタスと香味野菜のサラダ

日本橋三越でパルミジャーノ・レッジャーノとパッケリを買ったらプレゼントされたサラミ。ドレッシングは赤ワインヴィネガーとシチリア産オリーブオイル。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。




パッケリ

前から欲しかったパッケリ。日本橋三越のイータリーにて。振りかけたパルミジャーノ・レッジャーノは24か月熟成。やはりパッケリは美味しい。もちもち感があって歯応えがいいです。茹で加減も丁度よかった。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




かぼちゃのサラダ

ニュージーランド産のかぼちゃ。バターとレモンを使用。レーズンをトッピングしてシナモンを振りかけました。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5./10)。




比内地鶏もも肉のグリル

三越地下の鶏肉店にて。比内地鶏の専門店です。そこでもも肉をゲットして、魚焼きグリルで調理。確かに、美味しいお肉です。弾力性があり、噛み応えと旨みに特徴。

ワインとの相性はよろしいです(マリアージュ点7/10)。


ロベール・シュヴィヨンは、実際に訪問したときも、この予習と同じく素晴らしいと思いました。もちろんプルミエ・クリュやヴィラージュが良いのは間違いありませんが、ドメーヌでは試飲しなかったものの、このACブルの出来の良さには驚きました。




飲んだ日:2015.4.12

入手日:2015.4.7

購入店:Wineholic

輸入者:ラフィネ(ラ・ヴィネではないですよ)

容量:750ml

購入価格:\3,813

アルコール度数:12.5%

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいし、5年くらいは熟成しそう。

Rebuy:Yes!

Bourgogne Maison Dieu 2012 Domaine de Bellene

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Domaine de Bellene(ドメーヌ・ドゥ・ベレーヌ)のBourgogne Maison Dieu Pinot Noir Vieilles Vignes

(ブルゴーニュ・メゾン・デュー・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ)2012を開けました。


一つ前の記事のロベール・シュヴィヨンと同様、このドメーヌ訪問の予習。というか、これは過去にも飲んでいるので、Sylvainとのデギュスタシオンをイメージしておきたかったんです。






濃いめのルビー。少しパープルが入っていて若々しい色合い。リムは5mm程度でピンク色。


セリーズやフランボワーズの赤系だけでなく、黒系果実も感じられます。シナモンなどの甘系スパイス。ミネラリーな香り。厚め、太めな香り。


口に含むと、低めのトーン。丸くぽっちゃりとした味わい。でも、しっかりとしたミネラル感があるのはVVだからでしょう。粘性を感じる液質は粘土の多い土壌をイメージ。情報によると、ポマール村のレジオナル区画だそうですので、さもありなん。口中の位置は下方。中央に集中する味わい。同時に開けたRobert ChevillonのACブルのような洗練度はありませんが、飾らない普段着の味わいに好感が持てます。ちょうど、Côte de NuitsとCôte de Beauneの典型的な比較ができたように思います。


まあ、Robert ChevillonとのACブル比較はちょっときつかったですね。しかし、こちらは2k円台なのです。ドメーヌものとしてこの価格で出してもらえるのは嬉しいことです。


ヴァキュヴァン5日後。酸が出てきて、果実味も可憐に感じるようになります。同時にタンニンが増加し、重さを感じます。つまり、味わいが上と下に分離したように感じました。強制酸化により要素は増加したけれど、全体のバランスが取れなくなったという感じでしょうか?




いつもながらに、この詳細な記述はありがたいです。


・栽培面積4ha。樹齢66年。植密度1万本/ha。標高230m。

・収穫日2012年10月5日。手摘みで収穫箱は5kg。

・自然酵母での発酵。オーク樽で発酵、熟成。清澄、濾過なし。

・ボトリングは2013年12月13日。


Trans-resveratrol : 4.5mg/l。

 赤ワインに含まれるポリフェノールのこと。有名な抗酸化物質(脂っこい料理を食べるのに心臓病が少ない、あのフレンチパラドックスです!)。あれ?よく見たら、これスチルベンなんですね。シス体⇔トランス体と構造異性体となる有名な物質です。安定なのは下図のトランス体。水酸基が三つ付いているので、トリヒドロキシスチルベン。


     (Wikipediaより拝借)



Piceatannol : 0.1mg/l

 0.1mg/lというのは量が少ないという意味だと思います。上のレスヴェラトロールの代謝物質とのことですが、違いは水酸基が一つ多いことのみ。でも、そのせいで抗酸化効果は乏しいらしいです。 


     (Wikipediaより拝借)



・ブテイユが14,973本、ドゥミ・ブテイユが180本、マグナムが240本、ジェロボアムが20本。



ナンバー付だし、蝋キャップだし。ここのドメーヌってすごいなと思います。



食事はロベール・シュヴィヨンのときと同じなので、詳細は割愛してマリアージュ点のみです。



サラミとレタスと香味野菜のサラダ

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点/10)。




パッケリ

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。




かぼちゃのサラダ

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




比内地鶏もも肉のグリル

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。


ロベール・シュヴィヨンのACブルに対しては、かぼちゃや鶏肉との相性がベターだったと思います。ポマールっぽさがあるからでしょうかね。



飲んだ日:2015.4.12

入手日:2015.4.8

購入店:松澤屋

輸入者:松澤屋

容量:750ml

購入価格:\2,622

アルコール度数:13%

私達のお好み度: B+ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいし、5年くらい待ってみても面白そう。

Rebuy:Yes


Cuvée Sélection Grand Cru BdB, Le Brun Servenay

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ル・ブリュン・セルヴネイのブリュット・セレクシオン・グラン・クリュを開けました。


アヴィーズのRM(RM-26597-01)。






薄めのレモンイエロー。泡のサイズは普通ですが、量は多いです。


青りんご、洋梨。クレーム。ヴァニーユ。イースト。パン。


冷やし過ぎてしまったので、グラスに入れて暫く待ちます。表面の泡が大人しくなったところでで、口に含んでみます。テクスチュアはふわりとした柔らかさはあるものの、硬質なミネラルと長く伸びる酸。余韻は酸が支配。ドザージュは6~7g/l程度かな?力強さのある味わい。エレガントというよりはパワフル。フレッシュな味わいで若々しく、溌剌としているのは、瓶内二次発酵期間が短めなのかな?しかし、泡が旺盛で邪魔だなあ。





これはDIAMの成型コルクです。これって臨界二酸化炭素抽出法というTCAをほぼ取り除く手法で作られているんですよね。シャンパーニュでも使っている生産者多いですね。





レタスとイタリアンパセリとプチトマトのサラダ

伊勢丹帰りなので軽く。冷蔵庫にあった野菜でサラダ。ドレッシングは適当に作って。

シャンパーニュとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




タンドリーチキン(by Sitaara Tiara)

伊勢丹のシターラ・ティアラで。昔は好きではなかったのですが、最近はタンドリーチキンが好きになりました。ここのが美味しいからかな?

シャンパーニュとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。





バターチキンカレー (by Sitaara Tiara)

これが今一番好きなカレー。タンドリーチキンがないと始まらないカレー。インドの人々もバターチキンカレーはレストランに行って食べるとのこと。ちゃんとしたタンドリーチキンがないと出来ないカレーだからだそうです。バターチキンカレーをよく味わうとタンドリーチキンのお焦げっぽい味わいに気づきます。

シャンパーニュとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。タンドリーチキンそのものよりも、カレーに合うような気がします。バターチキンカレーとブラン・ド・ブラン。結構行けます。




ほうれん草とチキンのカレー (by Sitaara Tiara)

こちらはほうれん草とチキンのカレー。バターチキンほどではないですが、これも結構好きなカレー。

シャンパーニュとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。





プレーンナン

ここはナンも美味しい。いろんな味のナンがありますが、やはりプレーンですね。



おまけ。


翌朝に食べたパン。伊勢丹に臨時出店していたBoulange OKUDA。京都は西陣のパン屋さん。京都はパン(とコーヒー)が美味しいと思います。



パン (by Boulange Okuda)

メモは残っていないので詳細は失念しましたが、素朴な味わいで美味しかったと思います。最近、伊勢丹の常設店舗よりも臨時店舗のパン屋さんの方が面白いです。




飲んだ日:2015.4.18

入手日:2015.3.31

購入店:ラ・ヴィネ

輸入者:恵比寿ワインマート

容量:750ml

購入価格:\5,346

アルコール度数:12%

私達のお好み度: B+~B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。

Rebuy:No

Chassagne-Montrachet En Pimont 2011 A.P. du M.C.

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Chassagne-Montrachet En Pimon(シャサーニュ=モンラッシェ・アン・ピモン)2011を開けました。造り手はAu Pied du Mont Chauve(オー・ピエド・デュ・モン・ショーヴ)。


2009年にMaison Nicolas Potel (現 Roche de Bellene)を訪問したことがありますが、その際にお相手してくれた醸造責任者のFabris Lesneさんが、移籍して新たに醸造責任者となったドメーヌ。Chateau de Chassage-Montrachet内にあります。


アン・ピモンはシャサーニュの中でもかなり標高の高い(300~360m)ヴィラージュのクリマ。サン=トーバンのラ・シャルモワに隣接しています。


これも、訪問を前にした予習。






薄めのレモングリーン。


レモン、グレープフルーツなどの柑橘系果実。リンゴや洋梨などの香り。パセリなどの青っぽいハーブ香。樽由来と思われるエピス。いかにも標高の高そうな冷涼感のある香り。


口に含むと、確かに標高を反映して'11でも高い酸。かなり若くはありますが、硬すぎることはありません。シャサーニュらしく、ぼってりとしていてギザギザ感のある輪郭。ミネラルは豊富に感じることができますが、ストラクチュアとしては不足気味。余韻は短めだし、それほど良いテロワールだとは思えないです。一方で、横に広がらず、縦に伸びる垂直性は良いと思います。中央に集中する味わい。豊満とは対極のタイトな味わい。最初は閉じていたのでしょう、次第に旨みが感じられるようになりました。


しかし、このヴィラージュ、約10k近い価格なのです。さすがにそれには見合っていないと思います。実際の4月のドメーヌ訪問でも、素晴らしい醸造設備は見せてもらったものの、ワインに対しては煌めきのようなものは感じませんでした。ですから、Rising Starとして注目を集めているこの造り手の本領はわからず仕舞い。この造り手の初ヴィンテージは2010年産とのことですが、評判のきっかけとなったこの2010年はきっと素晴らしかったのでしょう。この2010年産を試してみたかったです。








塩トマトとイタリアンパセリ

塩トマトは熊本産。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




アヴォカド

伊勢丹の180円アヴォカド。買ってくれオーラを放っていたので(笑) 種離れが悪かったですが、味は良いです。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。ボーヌの白とアヴォカド。




じゃがいも

奈良からのお取り寄せ。ですが北海道産だったかな?

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




掛川完熟酵母黒豚リブロースのステーキ ビッグブラウンマッシュルームと

伊勢丹でいつも手に入る最高の豚肉。酔っ払い豚。付け合わせはビッグブラウンマッシュルーム。

ワインとの相性は、マッシュルームが7/10、掛黒のソテーが6/10。


ワインがかなりタイトでスリムな味わいだったので、豚肉とは方向性が全く違いました。




飲んだ日:2015.4.19

入手日:2015.4.7

購入店:Wineholic

輸入者:Wine Oriented

容量:750ml

購入価格:\9,526

アルコール度数:12%

私達のお好み度: B+ (最高A++、最低C)

飲み頃度:5年くらい経ってから再評価しても良いかもしれない。

Rebuy:No

Gevrey-Chambertin Mes Favorites 2010 A. Burguet

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Domaine Alain Burguet(ドメーヌ・アラン・ビュルゲ)のGevrey-Chambertin Cuvee mes Favorites Vieilles Vignes (ジュヴレ=シャンベルタン・キュヴェ・メ・ファヴォリット・ヴィエイユ・ヴィーニュ)2010を開けました。


これも4月に飲んだワイン。やはり訪問が決まったドメーヌのワインの予習。







中くらいの濃さのルビー。リムは若干オレンジ色がかっています。


黒系果実と赤系果実が入り混じる香り。フローラルなアロマ。太くストレートで安定した香り。樽由来と思われるヴァニーユ、エピス。ショコラ、カフェ。


口に含むと、2010ですが柔らかさが既に出ています。自然でストレートな味わい。タンニンがきめ細かくて優しい。実にきれいな酸。粘性を感じる液質。垂直性があります。長いロースティーな余韻。


口中の位置は中位。味わいは非局在あるいは拡散。飲み進めるに連れて、段々と旨みを感じるようになってきます。これは大変レベルの高いヴィラージュだと思います。価格は高めですが、それに見合った味わいだと思います。









春キャベツとトマトのサラダ

春キャベツは塩揉みして。トマトにはオーストラリアの湖塩を掛けました。

ワインとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。




ラディッシュ

マヨネーズを付けながら頂きました。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




スゴイダイズ+波乗りジョニー

スゴイダイズとジョニーのコラボ商品。味は特筆することもないかな?

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




メイン



アスパラガスのソテー

アスパラは奈良からのお取り寄せ。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




佐賀牛イチボのステーキ

近くのスーパーでたまに売っている佐賀牛。この日はイチボが出ていました。イチボは赤身が豊富で肉の旨みがよく出る部位だと思います。こちらはちょっと名前負けしてるかもしれませんが、まあ、美味しいです。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。ジュヴレの2010年と焼きものも結構合うと思いました。





飲んだ日:2015.4.25

入手日:2015.4.7

購入店:Wineholic

輸入者:Wine Oriented

容量:750ml

購入価格:\8,446

アルコール度数:13%

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいし、もう10年は熟成するでしょう。

Rebuy:Yes!


Macaron & Chocolat, La Maison du Chocolat

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やっと、ブルゴーニュ訪問後の記事になりました。どれだけ滞っていたのか・・・。


La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)のマカロンとショコラ。



Macarons (La Maison du Chocolat)


ショコラを二つにキャラメル、パッションフルーツ、ピスターシュ、ヴァニーユなど。




メゾン・デュ・ショコラのマカロンは、全般的に生地(ビスケット)が薄くて、ガナッシュが多い構成で、リッチなイメージのマカロンだと思います。




パッションフルーツ

生地の食感が良いです。ガナッシュは食べた直後というよりは、少し時間をおいてから広がる味わい。ほぼショコラで、フルーツは脇役です。




カラメル(キャラメル)

生地は共通。ガナッシュは・・・うおっ、脳天直撃の甘さ! コクのある味わいのガナッシュです。




ピスターシュ

中身はダークなショコラをベースに、ピスターシュが入るイメージ。アーモンドオイルの香味。




ショコラ

これは凄い。王道の味わい。陽気な印象のマカロン。これが一番好きかな?やはり、ショコラが一番得意でしょうから。



続いて、フルーツなどをショコラでコーティングしたもの。珍しかったので、試食がてら買ってみました。



            ショコラ (by La Maison du Chocolat)

・一番大きいのがオレンジピール。美味しい。ピールの苦味が効いています。ショコラとの味わいのバランスが良くて、沢山食べられてしまいそう。


・一番小さいのがジンジャー。生姜です。これは面白い。ショコラとのバランスは取れています。


・丸いのがアプリコット。これは今一。フルーツが強過ぎます。ちょっとショコラ側に重きを置いたほうが美味しいと思います。


・写真には載せていませんが、もう一つプルーンというのも買ってみました。これも美味しい。これもフルーツとショコラのバランスが取れていて、いい感じです。



お店を出て直ぐに食べたエクレアも素晴らしく美味しかったですが、人気のあるショコラテリエは何でも美味しいですね。



まあ、このお店、東京にも大阪にも店舗があるようですから、日本でも食べられますね。最近はパリの人気店があっと言う間にに日本に進出しています。これは日本のバイヤーさん達が目ざといのでしょうね(笑)


Morey-Saint-Denis Les Genavrières 2012 Marchand

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Morey-Saint-Denis 1er Cru Les Genavrieres(モレ=サン=ドゥニ・プルミエ・クリュ・レ・ジュナヴリエール)2012を開けました。


造り手ははDomaine Marchand Frères(ドメーヌ・マルシャン・フレール)。Denisさんの白。ちなみに、DenisさんはGevreyの造り手ですが、MoreyやChambolleにも畑を所有していて、特に一級の多くはMoreyの村に所有しています。


4月に訪問した際に、既に日本で購入していたこの白の一級をいつ飲んだらいいかと聞いてみたところ、Denisさんから「若木だから、あまり熟成しないよ。そろそろ飲んだほうがいいね。」と言われたものだから、帰ってきて早速開けてみたという訳です。




中くらいの濃さのストロー・ゴールド。


香りは、赤りんご、洋梨。黄色の花。ミネラリーな香り。ヴァニーユ。オークそのもの。上品な樽由来の香りは、Lafonのそれをイメージ。


口に含むと、とてもミネラリー。Côte d'Orというよりは、Chablis、Chablisの中でも、肉厚なMontée de Tonnerreに近いイメージ。でも、そのMasculinな印象は、やはりMoreyなのかなとも思います。若木のためか、シンプルな味筋で、もう既に飲み頃感があります。造り手のDenisさんがおっしゃっていた通り。今も飲み頃だし、あと数年くらいかなと思いました。


口中の位置は中位かやや上。そして別の意味での、液体としての重心は上。余韻は長め。









パッケリ


シンプルなパッケリ。バジルとパルミジャーノ・レッジャーノとオリーブオイルだけ。

ワインとの相性はよろしいです(マリアージュ点7/10)。




            じゃがいも


これはこのあとのフロマージュのお供。




Beauneで買ってきたFromages(の一部)

BeauneのAlain Hessで買ってきました。最終日のParisではお店が全てお休みだったので、その前の日に購入。保冷バッグと保冷剤で何とか温度を保つことができました。

この日に食べたのは、シェーヴル3種と、ロックフォール、スティルトン(アフィネ・オー・ポート)とコンテ24か月熟成。ワインとは、合わせた途端に日本酒のように感じてしまったスティルトン以外は合いました。特にシェーヴルとの相性が秀逸でした。


以下は3種のシェーヴルとその相性です。



            Chèvre du Mont Ventoux (モン・ヴァントゥ)


原産地はProvence-Alpes Côte d'Azur。円錐形の珍しいシェーヴル。裾の方だけ灰がまぶしてあるので可愛らしいツートンカラーになっています。

味わいは見た目と同様可愛らしくて優しいけれど、しっかりとした凝縮感もある味わい。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。



            Colombier(コロンビエール)


Rhône-AlpesはSavoie県産。季節によって牛乳と山羊乳を混ぜるとされるフロマージュ。こちらがどう混ぜられていたのかは不明ですが・・・。1/2(ハーフ)で購入。この日はそれをさらにカット。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。



            Taupinette Charentaise(トーピネット)


これは丸いドーム型をしたシェーヴル(写真は1/4カットしたもの)。Poitou CHarente(ポワトゥ・シャラント)産。ネット情報によると、原型は1970年に開発され、現在の形になったのは1990年というとても新しいフロマージュ。名前の由来は「モグラの塚」だそうです。分かりやすく言うと、おまんじゅう型。

味わいは、ドライで粘性があります。この粘性が病み付きにになりそう。

ワインとの相性は素晴らしい(マリアージュ点7.5/10)。



やはり、ブルゴーニュの白とシェーヴルは外しませんね。




飲んだ日:2015.5.5

入手日:2015.2.24

購入店:Wineholic

輸入者:木下インターナショナル

容量:750ml

購入価格:\9,072

アルコール度数:13.5%

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいし、3年くらいは熟成しそう。

Rebuy:Yes



Brut Réserve, Perseval-Farge

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Perseval-Farge(パースヴァル=ファルジュ)のBrut Réserve(ブリュット・レゼルヴ)を開けました。


Montagne de Reims(モンターニュ・ド・ランス)、プルミエ・クリュのChamery(シャムリー)村のRM(RM-25422-01)。


1955年設立の小規模生産者。所有面積は4ha50。品種は、ピノ・ノワール15%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ50%。それに加えて、古代品種であるピノ・グリ、プティ・メリエ、アルバンヌを最近植樹したようです。生産数量は25,000本とかなり小規模。


このブリュット・レゼルヴは、蔵の中堅キュヴェ。先日飲んだセー・ド・シャルドネ・ブリュットの一つ上のキュヴェということになります。シャルドネのミネラル感とピノ二種のフレーヴァーとストラクチュアの理想的なバランス求めたとのこと。








中くらいの濃さのクリーム・イエロー。少しピンク色を感じます。泡は繊細でそれほど多くはありません。


香りは、赤~黄色のリンゴ。ピノ由来と思われるチェリー。クリーム。イースト香。


口に含むと、ソフトなテクスチュア。弾力性のあるコア。程々のミネラリティ。適度な酸。糖度は5~7g/L程度か。余韻は結構長めです。





掛黒挽肉とキャベツと玉ねぎのソテー


掛川完熟酵母黒豚の挽肉を使った野菜炒め。

シャンパーニュとの相性はまずまず(マリアージュ点6.5/10)。



Fromages

このシャンパーニュに合わせてみたのは前日の一部。シェーヴルはTaupinette(トーピネット)とColombier(コロンビエール)。それから、Roquefort(ロックフォール)。シェーヴルはシャンパーニュとの相性も素晴らしく(7.5/10)、白ワインとの万能な相性を感じます。


チャレンジはロックフォール。



Roquefort

フランスで購入するロックフォールはあのピリピリとした刺激が少ない、比較的穏やかな味わい。やはり、ロックフォールはフランスで買ったほうが楽しめるような気がします。

さて、課題の相性は・・・宜しいです(マリアージュ点7/10)。ただ、穏やかと言ってもロックフォールの味わいは、この程度のシャンパーニュの甘さには強過ぎるようです。もっと糖度の高いワイン(シャンパーニュだったらドゥーなど)だったら、バランスが取れるのでしょうね。




飲んだ日:2015.5.6

入手日:2015.3.31

購入店:ラ・ヴィネ

輸入者:恵比寿ワインマート

容量:750ml

購入価格:\6,708

アルコール度数:12.5%?

私達のお好み度: B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。

Rebuy:Yes

Bourgogne H. C. de N. Blanc 2012 Nicolas Rouget

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Nicolas Rouget(二コラ・ルジェ)のBourgogne Hautes-Côtes de Nuits(ブルゴーニュ・オート=コート・ドゥ・ニュイ)2012を開けました。


エマニュエルの息子である二コラのワイン。ピノ・ブラン100%です。




中くらいの濃さのストロー・イエロー。


グレープフルーツ、マンゴー、熟した洋梨。ヨーグルト。オーク。香りを嗅ぐといかにもHautes-Côtes de Nuits の白の香り。


口に含むと、既に熟成感があり、柔らかな味わい。標高のせいか、2012年にしては酸が高めなように思います。むしろ2013年的な酸。ボディは軽めで凝縮感はありません。シャルドネではないからか、シャープなミネラル感はあまりないようです。とは言え、フレッシュな造りでもなく、樽熟成を長めにやっているのかな?そんな熟成感があります。加えて、粘土少な目の(ような)さらりとしたテクスチュア。まるで「キザン白」のような味わいです。キザン白、ブログには一度も載せてませんが、実はそれが今の我が家のデイリー。砂質土壌らしいですが。


若い新進気鋭の造り手というよりは、熟練の中堅処の造り手の作のようです。おとうちゃんの影響でしょうか?あるいは蔵が同じだからでしょうか?


同時に赤も購入したので、そちらも楽しみです(実は今一つだったんですけどね)。







トマトとルッコラとラディッシュのサラダ

お取り寄せ野菜。

ワインとの相性はまあまあレベル(マリアージュ点6/10)。




本マグロ赤身(奄美大島産)

なんでこれを合わせたのかな・・・。たしか、見た目はそれほどでもなかったけれどマグロの赤身が食べたくなって買ったものの、ワインはシェーヴルのことだけを考えて選んだのでした・・・(苦笑)

ワインとの相性は悪くはなかったです(マリアージュ点5.5/10)。



            Fromages


フロマージュの残りと。マリアージュ点は下記の通りです。

・円錐形のMont Ventoux(モン・ヴァントゥ):7.5/10

・右手前のTaupinette(トーピネット):7.5/10

・奥のColombier(コロンビエール):7/10

軽めの味わいのピノ・ブランとシェーヴルもまた素晴らしい相性です。





飲んだ日:2015.5.9

入手日:2015.3.19

購入店:松澤屋

輸入者:松澤屋

容量:750ml

購入価格:\3,402

アルコール度数:12%

私達のお好み度: B+~B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しいし、3年くらい経っても良いかもしれない。

Rebuy:Yes

Château Rouget 1993

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久し振りのボルドー。


シャトー・ルジェ1993を開けました。ポムロールの生産者。


小石が多く、粘土と砂が混じる土壌。メルロ85%、カベルネ・フラン15%。植密度は7,500本/ha。





中くらいの濃さのトーニー・ガーネット。かなりの熟成色。リムは広くオレンジ色。


香りは、ブラックベリーやプルーンなど黒系ドライフルーツ。赤系も感じます。シナモンやナツメグなどの甘系スパイス。マッシュルームなどの土っぽい香り。タバコ。動物香としては濡れた毛皮的。そして腐葉土。


口に含むと、果実は弱めでタンニン強し。きめ細かいタンニンです。まだ早かったのか、それとも果実が先にフェードアウトしつつあるのか。しかし、メルロの丸さ、フランの骨格、適度な酸、そして熟成による複雑性があって、楽しめるワイン。ポムロールらしい八丁味噌的(というより赤味噌かな?)なニュアンス。次第に旨みが出てきます。また、1時間もするとショコラ的な味わいが感じられるようになってきました。


秀逸なワインという訳ではありませんが、これが3k¥台のワインだと思うと俄然凄みを感じます(笑) でも、同じものをまた飲むか(買うか)というと、また別のワインを試したいという印象です。


しかし、ボルドー、しかも右岸は緩いです(グランヴァンは除きますが)。ブルゴーニュを多飲していると、自然と背筋が伸びていたんだということがわかります。まあ、たまにはボルドーで息抜きするのも良いかもしれません。





小松菜のガーリックソテー

小松菜はお取り寄せ。

ワインとの相性は可もなく不可もなし(マリアージュ点5.5/10)。




肉じゃが

北海道は富良野の和牛。その切り落とし肉を使った肉じゃが。特筆するお肉ではありませんので、普通の肉じゃがです。でも、普通なのも結構美味しいです。

ワインとの相性は宜しいです(マリアージュ点7/10)。




Fromages

この日のフロマージュは、左がStilton Affine au Porto(スティルトン・アフィネ・オ・ポルト)、右がComté 24 mois(コンテ24か月熟成)。

どちらもボルドーと合いそうでしょう?でも、そうでもなかったんです。うーん。赤ワインとフロマージュって難しいです。スティルトンについては、最も合うとされるポートワインでaffine(洗う)されているので、もうそれだけでマリアージュが閉じてしまって、とにかくワインと合わせる余地はなかったようです。コンテについては、実は赤よりも熟成した濃厚な白の方が合うように思います。マリアージュ点は下記。

Stilton:6/10

Comté:6.5/10



飲んだ日:2015.5.10

入手日:2015.3.30

購入店:松澤屋

輸入者:松澤屋

容量:750ml

購入価格:\3,753

アルコール度数:12.5%

私達のお好み度: B+~B++ (最高A++、最低C)

飲み頃度:今美味しい。

Rebuy:No

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